のどの不調には重大な病気が隠れていることも
風邪をひいた後に、のどの違和感や声がおかしいといった症状を感じるかたはいらっしゃると思います。
ご高齢の方では、痰がからんで違和感を感じ、タバコをたくさん吸っていらっしゃる方は声がかすれたり、イガイガする感じを感じることが多いと思います。
しかし、その症状のなかに、重大な病気が隠れていることがあります。
のどの症状としては、”声のかすれ”、”のどの痛み”、”飲み込みが悪い”、”息苦しい感じがする”、”なにか異物感がある”、”イガイガする感じがなおらない”・・・などです。このようなのどの違和感がおこる原因はたくさん考えられ、さまざまな病気を想定する必要があります。
咽喉頭炎や扁桃炎などの炎症、声帯のポリープ、食道の癌、のどの癌(咽頭癌・喉頭癌)、甲状腺の腫瘍(できもの)、胃酸の逆流(逆流性食道炎)、自律神経失調症など・・・です。そのため、のどの違和感の診断には十分な検査と経過観察が必要です。
現時点では何も問題点が見つからなくても、何ヶ月かあるいは何年か後に重大な病気が出てくることもあります。
のどの不調を感じたら早めに受診を
当院では、のどの内視鏡検査を行い、どのようなことでその症状が出ているのかを判断いたします。どのような治療が必要かを考え、外来治療では治らない場合には信頼できる施設にご紹介いたします。
早いうちに耳鼻咽喉科を受診して、不安を取り除くことが大切です。