最近では発熱の原因として、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス等の様々な病原体がみとめられています。ときには診断がなかなかつかず、何度も検査を行うこともあるかと思います。特にお子さんは何度も鼻の穴の中に綿棒を入れられたり、のどに綿棒を入れられたりととても負担になっていると思います。
今回、当院にSpotFire(スポットファイア)という多項目同時PCR検査機器を導入いたしました。
1回の鼻咽頭ぬぐい液の検体採取で、呼吸器感染症を引き起こす15種類のウィルスや細菌を約15〜20分間でPCR測定できるため、抗原検査よりも早い時期に身体的に負担なく、より確実な診断が可能です。(12種類 サブタイプ入れて15種類)
実際に検査可能な病原体は以下の通りです。
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザウイルス
- 季節性従来型コロナウイルス
- RS ウイルス
- ヒトメタニューモウイルス
- アデノウイルス
- ライノウイルス/エンテロウイルス
- パラインフルエンザウイルス
- マイコプラズマ
- 肺炎クラミジア
- 百日咳菌
- パラ百日咳菌
PCR検査ですのでたとえば発症から数時間の発症ごく初期でも探知できるといわれています。(例外はあります。)ただし、溶連菌や突発性発疹、おたふくかぜといった感染症はこの検査ではわかりません。
医療費無料のお子さんは無料です。3割負担で判断料込みで5,000円程度になります。
今まで通り、発症して数日経過例には抗原検査も実施しております。